6本指の女の子との痛い思い出
もう32年も前の話🙄
私が理学療法学科の学生で、
小児の施設に実習で3ヶ月通った時のこと。
担当させていただいたのは、
8歳の女の子
脳性麻痺で1人で歩くことができず、
2歳ぐらいの表現レベルの子で言語でのコミュニケーションは難しい子だった。
その子の右の足の指は6本。
5本は一般的な状態。もう一本は、指の根元に横向きについていた。
なので、靴(装具)は甲高のものでなくてはならず、すぐに赤くなって、歩く練習👟をしたがらなかった。
彼女はいつも私に遊んでほしかった。
クレヨンやキラキラ✨折り紙が好きで、
リハビリの時にはいつも持ってきた😊
でも私は、
ちゃんと歩行練習してほしかったから、
わかってはいたけど、あまり遊んであげなかった。
ちゃんと歩行練習してほしかったから…
いや、
ちゃんとレポート書かなきゃいけなかったから…💦
歩行の自立を目標にしちゃったから…💦
自分のことばっかり…💦
そんなある日、
やっぱり合わない靴と格闘しながら、
指導者に
「6本目のこの指、切る手術をする可能性はないんですか?」
と尋ねた。
今なら、
何てことを聞いたんだろう…と思う。
今でも思い出すと、痛い。
指導者の返事が何だったのかは覚えていないのに、その子のハッとした顔だけが記憶にある。
人の身体を、
そんなふうに、
自分の都合の良いように作りかえることはできない。
どうしても、避けられない事情の時もあるけれど、
少なくても、学生である私が発する質問じゃなかった。
しかも、
当人の前で…。
合う靴がない💦…という利用者様から、
笑いながら「足切っちゃおうか😅」なんて
冗談を聞くたびに、
こんなスギタでもチクチクする。
32年前の忘れられないシーンでした。