一足の靴で人生が変わった女性たち
80歳で赤いハイヒールを履いた方のエピソードは、講演の時によく話しますが、
それ以外にも、
たった一足の靴で、人生が変わった女性たちはたくさんいます👠
靴は、単なる外移動の道具…だけではなく、
自己表現の象徴だったり、
目的達成のための最初の目標になったり、
人と繋がるきっかけにだってなるものだからです✨✨✨
某建設会社で、〝足の保健室〟を開いていたときのことです。
事務職の20代の、ちょっと控え目な、女性…というより、まだ女の子…と呼べそうな方がいました。
「足の小指の外側が痛い」
見せてもらうと、
足の形は人差し指が長いギリシャ型。
でも、小指の長さが隣の薬指と同じくらいの高さがある特徴的な足。
なのに、
履いてる靴は、
親指が一番長いタイプのエジプト型のヒール。
これは、小指に負担がかかるのも無理はない。
しかも、
すべての指の第二関節が赤くなっていて、
指全体が縮こまっている。
足の形とサイズに合っていない靴の選択に、
よく起こる典型的な足のトラブル😓
そして、さらにさらに、
この子(すでに母目線)の歩き方は、
背中を丸めて、俯き加減に、あまり足をあげずに擦るように歩く。
足音を立てたくないのか、内向的な性格が歩き方に出たのか、
これでは、靴の中で足が前へ動いて、
指が縮こまるのは必然…😭
指を触ると、冷たく固まっていて🦶🏻
完全に伸びきらない指もある。
まずは、足の計測。
足長、足幅、足囲を測り✍️
靴のサイズ表から、適切な靴をアドバイス。
「足の指はね、のびのび自由に活躍させなきゃダメなのよ」🥺
「靴の中で固定された方がいいと思ってました」
「固定されなきゃいけないのはこの部分!」
私が、足の指の付け根の両端を抑えると、
へぇー…と言った。
「足の長さに1cmか1.5cm大きい靴を選んで、ただし、この部分がしっかり固定されるかどうは履いて確かめるんだよ」☺️
そして、歩き方…🧍♀️
いや、まず姿勢。
壁に踵と後頭部をつけて立つ。
その時、ふくらはぎがつくことと、
腰にゲンコツ1つの隙間があることをチェック。
そしてそのまま前方へ進む。
踵をつく時には、
足の指が伸びてることを意識する。
真面目な子だから、
毎朝練習。
そして、彼女はどんどん変わっていきました💕
もちろん足のトラブルはなくなり、
俯き加減だったのが、前を見て颯爽と歩き、
笑顔も増えて、周りの評価も変わっていきました。
もしかしたら、偶然変わる年頃だったのかもしれないけれど、私は、靴選びが彼女を変えたのだと思っています。
たった一足の靴で人生は好転します。
私に、好転のお手伝いをさせてください😊